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Breezin'

ダメ院生からSE見習いになったオタクのチラ裏

北海道ツーリングの話。(1)

旅行

 

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最近、少し思うことがあって衝動的に北海道へバイク旅に出た。


グリザイアの果実の影響でもばくおん!の影響でもない。元からバイクが好きだったからだ。
ぼんやりと計画だけはしていながら、天気が芳しくなく中々出発の踏ん切りがつかない時のことだった。


その日も研究のことで真剣に思い悩み、不安で身体が動かなかった。
今日も無為に時間だけが過ぎ去るのだろうと思うと吐き気がした。


そんな時にある人からそれとなく言われたのだ。
「お前のつらさは甘い、もっとつらい人はいくらでもいるしそういう人はアピールしない」

正直相当腹に据えかねた。
人の許容量はそれぞれだとか、比較するのが間違っているとか、人の悩みを否定するのは馬鹿のやることだとか、正論はいくらでも出てくる。
なのに腹に来たのは、図星を付かれたからだ。
自分の一番痛いコンプレックスをつかれ、自己嫌悪を最悪の形で呼び覚まされたのだ。

そのイライラが一旦引いたとき、研究を含む全てがどうでもよくなっていた。
誰もいない北にでも行って一人で頭冷やしてこようと思い立ち、次の瞬間には太平洋フェリーの予約ページを開いていた。
予約と荷造り含め、出発する準備が整うのに1時間はかからなかった。

フェリーの15時間の旅程を終え、北海道に2年ぶりに降り立った時、言いようのない高揚感に包まれていた。
逃げてきてしまった自己嫌悪感や、一応傷心旅行のはずなのに簡単に楽しい気持ちになっている自分の単純さによる劣等感も混ざっていたと思う。

海沿いをただひたすらに飛ばした。
暴風・雨も気にせずに飛ばした。
キツい旅であればあるほど自分は凄いと思え、許せる気がした。
しかしながら、野宿するわけでもなく、食べ物や酒などの安易な快楽には見境なく金を使った。
そんな中途半端さにも嫌気が差した。

北海道という地は旅人に優しい。そんな優しさに甘えて走り続けた。
酒や魚介類をご馳走になったのも1回ではない。
セイコーマートの店先で休んでいたら地元のおばちゃんから激励されたりもした。

対向車と何十回も手を振り合った。宿で色々な人と会った。話をした。
皆根っからの旅好き・二輪好きで話が盛り上がらないはずがない。
年齢問わず誰もが魅力的だった。

そんな中、印象的な出会いが2つあった。