【2018年最新版】インド・プネーの街中でJioのSIMカードを購入する方法
仕事でインドのプネ市に1ヶ月ほど滞在していました。
その際にJioと呼ばれる有名キャリアのSIMカードを購入したので、備忘録も兼ねてメモします。
プネ(マハーラーシュトラ州)での事例を書いてますが、現地人いわく他州でも手続きの流れはあまり変わらないようです。
結論:
手続きクソ面倒くさいから、デリー空港のAirtelショップで買ったほうがいいです
現地人のサポートが受けられる長期滞在の方にはエリア・速度に対して値段が安いからおすすめかも?
それでも良い方は下をお読みください。
Jioとは
Reliance財閥が推進する携帯キャリアです。
近年、サービスと回線品質と安さによって急激に利用者を増やしているようです。
有名家電量販店であるRelianceショップはもちろん、街中でも至るところに取扱店を見ることができます。
Jioの速度・エリア
2018年現在のマハーラーシュトラ州では、周りのインド人いわく、携帯キャリアはAirtelかJioの2択とのことでした。
特にインド人は映画やYouTubeやスマホゲームが大好き(PUBG Mobileがめっちゃ人気)かつ、家にPCや固定回線を引いている人は少ないため、日本人以上に高速モバイルデータ通信と通信量(ギガの減り方)にシビアです。
そんな評判を聞いて使ってみましたが、たしかにインド内では下手なWiFiより快適でした。
プネ市内の街中であれば基本的に4G/LTEを掴みます。
また、時間帯や場所にかなり依存しますが、5Mbps~10Mbpsは安定して出ます。
朝は以下のような速度が出て流石に盛りすぎだろと笑いました。(実感より速すぎる)
また、デリー・アグラ・ムンバイでも使ってみましたが、州を跨いだことによる料金・エリア・速度の不便はありませんでした。
昔は州間で強いキャリアが違い、高速データ通信ができるエリアに制限があるなど不便が多々あったみたいですが、徐々に改善されてきているようです。
ムンバイについてすぐ電波を掴まず、何回か機内モードを切り替えたところ、「Welcome to Jio Mumbai!」なるSMSが飛んできたりと、他国ローミング扱いになっているっぽい挙動はありましたが。
Jioの料金
公式サイトを参照のこと。
Prepaid & Postpaid 4G Data Plans - Jio
2018年12月現在、1.5GB/日=45GB/月(※)の高速データ通信と電話無制限でRs.149=約250円です。
安い。安すぎます。
5GB/日プランでもRs.799です。
ファイル共有しまくるドヘビーユーザーでもない限りなかなか使い切ることはできないのではないでしょうか。
しかもここで明示されている以上の理不尽な速度制限(3日で1GBなど)は確認できませんでした。
ウルトラギガモンスター(笑)が霞みますね。
※厳密には28日プランなので42GB
Jioの契約に必要なもの
本題に入ります。
現地人に助けてもらいながら窓口と交渉したり何度も出直したりと紆余曲折あったのですが、端的に必要な物を書きます。
- パスポートのコピー(※)
- ビザのコピー
- パスポートサイズの証明写真(写真屋で撮ってもらったちゃんとした紙のやつ)
- ホテルの宿泊証明書(Form Cとフロントに言えば分かる)
- 父親の名前
- インドの電話番号
- インドの保証人の名前
- インドの保証人の電話番号
※インド人のXEROX (コピーサービスのこと)は品質が悪いことがあるのだが、書類のコピーが不鮮明だとリジェクトされるので注意。
特に後半、面倒くさいでしょう?
ただ、保証人と言っても賃貸契約の連帯保証人のような重いものでもないようで、現地のメンバはSIMを買いたいと言っただけで「俺が助けてやるよ!」と言って色々教えてくれ、店にも連れてってくれました。(プネの人マジ親切。ホスピタリティの塊。)
友達や知り合いや会社の同僚がいるなら気軽に頼んでみるのが良いと思います。
旅行者の場合、ホテルのフロントに相談してみるのも一つの手かと。
Jioの契約の流れ
全てが順調に進んで2日間必要だと思います。以下に書きます。
1日目
- 街中の写真屋でパスポートサイズの写真を撮る。Rs.100くらい。
- ホテルのフロントからFormCのコピーおよびパスポート・ビザコピーをもらう。法律で定められているため普通のホテルなら出してくれるはず。
- Relianceショップ(家電量販店)に行く。プネー中心部であればどこにでもあります。
- Relianceショップの1角にJioと書かれたカウンターがあるのでそこに行く。青いポロシャツがトレードマーク。
1人立てるくらいのクソ狭いミニカウンターで、スマホを駆使しつつ手続きを進める店員さんの図(書類に写真を貼り付け中)
- 書類を提出し、申込書を書く。その際保証人の番号等が必要となります。「写真と書類に重なるようサインして」の指示が新鮮
- 空のSIMカードが発行される。マイクロ、ナノともに対応しているので安心。
2日目
- 翌朝、申込みに使用した電話番号にSIMが有効化された旨、SMSが届く。(店員は24時間かかると言っていたが10時間くらいで来ました)
- 電話用の電波を掴むようになるので、アクティベーション用の電話番号に電話をかける。
- この電話が難関!ボタンを押すことでマラティー語か英語を選択できるのだが、英語の訛りと回線品質の問題で全然聞き取れない。
- 自分は結局現地メンバに代理で電話をかけてもらい、隣で翻訳(英語→英語笑)してもらいつつ本人確認用の質問のみ自分で答える形式としました・・・名前・生年月日・パスポート番号下4桁・父親の名前を聞かれました。
- アクティベーションが完了し、データ通信用の電波を掴むようになる。4Gの表示に感激。店員いわくAPNは自動で設定されるらしいです。
- またお金を一度も払っていないので当然接続はできません。WiFi経由でMyJioアプリをインストールします。
- リチャージメニューから前節のプランを選択し、クレカで払います。VISAやマスターはtransaction failedになる可能性が高いので注意。
- Payment Successedになってチャージ完了のSMSが端末に届けば、やっと快適のモバイル回線ライフスタートです。
2日目のアクティベーションとチャージは店頭に再度出向いたほうが楽かもしれません。
実際にインド人は店頭でチャージしてもらっている人が多かったです。