ライブレボルトという新たなコンテンツの強さと今後の展望について
最近Twitterの一部で話題沸騰中のライブレボルトというコンテンツをご存知だろうか?
Re:animationというアニクラに来たのをきっかけにノリで入ってみたら想像以上にオタクになってしまった(※)ので、コンテンツの紹介をしたいと思う。
(※特にdubstarと秋場悠里ちゃんに真剣になってしまった。ここでは割愛するが、8/26のリリイベにも行ってきた。多分京都も行くことになると思う。)
ギリギリで運良くチケを譲ってもらえたので横浜の0thライブへ行ってきたが、まあバケモンだった。
楽曲も演者のパフォーマンスも滅茶苦茶レベルが高く、何より後述する現場の空気が刺さるオタクにはめっちゃ刺さるだろう。
久しぶりに小さなコンテンツが大きく育っていく過程を目の当たりにできそうでワクワクしている。
ライブレボルトの概要
結論から言うと「ライブの楽しさ」を追求した現場系2.5次元声優アイドルである。
現状は声優と二次元美少女が対応したキャラクタープロジェクトであり、申し訳程度のストーリーのみでアニメ化などはされていないので、言ってみれば初期のラブライブ!のような感じである。
ストーリー・世界観は下の漫画で見ることが出来る。
https://liverevolt.jp/comic/mainstoryliverevolt.jp
キャラは可愛いし今後の展開次第で面白くなりそうな予感はあるが、作品的視点ではまだ芽吹いていない段階だと思われる。
じゃあ何が強いのか?
このコンテンツがにわかに話題となっているのは楽曲とライブの強さの賜物である。
楽曲の強さ
そう、まずとにかく楽曲が強いのである。
現時点で(90secオンリー含め)リリース済みの約10曲は全てネットで聴くことができるので聴いてみて欲しい。
1stシングル - REVOLUTIA / Daring Soldiers
www.youtube.com
作中ユニット曲(dubstar, RumBlue, リサイタルズ, FIREVOLT)
soundcloud.com
そう、所謂「カチ上がる」楽曲が揃っている。
しかし昨今のテンプレ的アイドルソングではなく、多様なジャンルを雑多に取り入れている。
今のところユニット曲のフル尺はライブ限定となっているので聴く術がないが、2番から急に曲調が変わる曲もあったりして本当に飽きない。
自分はDaring SoldiersとSet Fireがありえん好きだ。
ライブの強さ
好きに盛り上がれるという強さ
もう知っている方も多いと思うが、いわゆる他現場で「厄介」と称される行為(非常に定義は曖昧だが)を容認しているという大きな特徴がある。
総監督(瀬島ハルキ氏)がアニクラ好きのイベンターで、家虎や光物好きのオタクなのである。
怪我に繋がる幾つかの行為(リフト・ダイブ・最前を剥がす・他人を殴るなど)や会場側に禁止されている行為以外は何をして盛り上がってもOKだと明確に言われている。
オタ芸(スペースがあれば)、推しジャン、MIX、イェッタイガー、咲きクラ、高速クラップ、UOグルグル、改チアバルログ、ツーステ、スカダン、ヘドバン、サークルなど何でもOKだ。
なんて治安が悪そうなんだろうと思う方も多いと思う。
しかし、0thライブレポを書く機会があれば詳細に記述するが、各自のコールや盛り上がり方に多少差異があっても、皆が一様に楽曲に真剣かつ、「楽しむ」ことに精一杯なため、謎の一体感が生まれて非常に楽しいのである。
前方でモッシュするのに疲れたら後方に行って地蔵しても良い。中方で推しジャンやツーステ踏んで遊んでも良い。基本オルスタなので楽しみ方は変えられる。
確かに激しい。立ち上がれなくなるくらい激しい。
ただ、少しでも「楽曲で高まる」ことが好きだという自覚があるならば、MIXや家虎に拒否反応はあっても一度体験してみることをお勧めしたい。
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余談ではあるが、最近の声優現場における家虎vs家虎警察のヒリツキ加減と、北朝鮮の如く棒振りマシーンしか認めないディストピア感には割りと思うところがある。
ただの1つのコールに何故そんなに拒否反応を示すのかよく分からないし、自分は他のオタクが高まっていたら面白いなあいつ以外の感想を持たないので。
演者が嫌だと言ったらそれは絶対やるべきではないし、わざわざ嫌われている他現場でカチ込むほど虎に飢えてもいないが、私のfripSide仙台の例の記事で軽く「こんなことがあったでw」と書いたsat氏の発言が、クソおもんない記事に悪意を持って引用され、警察の錦の御旗になっているのはつらい。
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演者の歌・ダンスの強さ
閑話休題。
ライブレボルトライブの強さはそれだけではない。
演者の歌とダンスが非常にうまい。キレがあるし手抜きが見えない。高水準なのだ。
自分がハマったのは楽曲とこの部分が大きい。
ただ騒ぐだけならアニクラや地下アイドルで良い。
本当に公演毎に上達が見える。練習しているんだなと思える。
Twitterでファンに逐一いいねやリプを飛ばしているメンバーが目立つのを見ても、人気を出すことにストイックなんだと思う。
このライブ1つ1つで成り上がってやるという風に見える(本心はどうあれ)姿勢に心を打たれた。
アニメ付随でお膳立てされた人気も予算の暴力があるから楽しいけど、やっぱり女の子が泥臭く頑張ってコンテンツを大きくしていくのを応援する魅力は何者にも代えがたい。
これでこれでさらに生演奏がついたら言うことねえな。スピーカー前生ドラム低音空気振動喰らえたら最高やな~と思ってたら、京まふでヒゲドライバー氏のバンドがつくことになってしまった。マジか。行くしかねえやん。
今後の課題・展望
さらに人気が出るためには何が必要か。
やはり自分は「ストーリーにもっと力を入れる(あわよくばアニメ化)」「強い楽曲をリリースし続ける」ことが重要だと考える。
イベントをそれなりの頻度で打てばちょい有名地下アイドルくらいの人気はすぐに出るだろう。
現場で好き放題出来るという評判に惹きつけられてやってきた新しもの好きのイベンターに支えられているのは事実だ。
しかし、ピンチケイベンターはあまり金を落とさない&飽きやすいので、マジヲをどれだけ抱えられるかがコンテンツの未来には不可欠だと思う。
イベンター客を掴んで離さず、絶えず新規を取り込んでいくためには、コンテンツ自体の強度をどれだけ上げられるかが鍵になるのではないだろうか。
実際、楽曲・ライブのエモさの境地というものは、付随する感動シナリオがあってこそだと思う。
μ'sファイナルライブの僕たちはひとつの光で安易に泣くオタクとしてもな。
瀬島ハルキ氏シナリオ頑張れ。超頑張れ。
東京ドームオルスタ待っとるで。
あとで時間があれば遅まきながらも0thライブのレポ記事を上げたいと思う。