Breezin'

オタクSEの日常のノウハウやチラ裏

独断と偏見で選ぶ物件探しで重視するポイント

最近(というかここ半年ずっと)来年の住居を調べている。
御社は一昔前にそれなりの住宅補助を出し始めた代わりに、寮を全廃してしまったのだ。
勤務地が配属先によってバラバラ(都心だが)なのに4月時点で住所を決めておかないとならないので、選択肢に迷うのである。

満員電車や長距離通勤が死ぬほど嫌いという点と、今住んでいる安物件が色々とアレという点を鑑みて、多少高くても便利な立地で良い物件を選ぼうと血眼になっている。
と言っても、実際に足を運ばないと分からない部分が多すぎるし、良い物件を見つけても4月までキープしておけないという問題があるので、ネット見ながらあーでもないこーでもないとニヤニヤするだけなのだが…


そこで、自分が物件を選ぶ際に重視している点を書いておこうと思う。
基本的に独身の1R、1Kを前提とし、所謂都心と呼ばれるエリアで8万~9万台の予算で探している。
欲を言えば40平米以上の1LDKに住みたいが、流石に家賃に14万とかは無理なのだ。

 

6位 手頃で遅くまでやっている飯屋が多い
イコール繁華街になってしまって少し治安が心配になるんだが、飯が好きなオタクとしては外せない...
オフィス街や閑静な住宅街を選んでしまうと夜の飯のレパートリーがかなり減ってしまう。
チャリ通勤ならあんまり関係ないかもしれんけど。

 


5位 オートロック
必要だと思う。
この地域においても、春先は新聞や回線の勧誘や押し売りや宗教や公営電波ヤクザが活性化する。いわんや東京をや。
そいつらに対する対策としては、「姿を確認した上で基本的に居留守」しかない。


そのために必要なものとして、最低ラインはモニタ付きインターフォンである。

あえてオートロックと限定しているのは、セキュリティの問題もそうだが、オートロックという条件を入れると宅配ボックスも付いてくる物件が多いからだ。

フラフラ出かけていく癖のある俺は、その時間に家にいなきゃいけないというプレッシャーが嫌いなので、通販を気軽に使えない。
コンビニ受け取りも、店員の嫌そうな顔を見ると面倒くせえなってなる。
そんな時代の救世主が宅配ボックス宅配ボックスがあればAmazonプライムになっても良い。



4位 広さ
8畳→7畳とランクダウンした俺だが、最低ラインは20平米だと思っている。
これ以下になると途端に圧迫感がキツくなると思う。

理想はセミダブルベッドとPCデスクとソファとテレビ台を置いてなお歩き回れるような物件だが、まあこの予算だと中々ない。
25平米以上の綺麗な物件は何かしらの問題を抱えているか、おとり物件じゃないかと疑ってしまう。

 


3位 キッチンが独立している
必ずしもドアが付いている1Kでなくても良いんだが、狭い1R物件に多い、下図みたいな物件に耐えられない。

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※SUUMOより


寝室にキッチンがついているという違和感が半端ない。
3点ユニットバスは大して気にならない俺でもこれは無理。
どうせ料理しねえだろ?っていう思惑が透けて見えて非常に嫌い(実際頻度は減ると思うけど)。

 


2位 駐輪場
都心に多い、建ぺい率MAXの何も停められないマンション...論外✋😩
電車に頼り切った世界の狭い生活がしたくないので、せめてロード(クロス)バイクかオートバイは持っておきたい。

理想は下図のような室内駐輪場(オートバイスペース有り)だが、普通の賃貸物件には中々ない。

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※all-mansion.comより

 

エントランスが広く、駐輪場と銘打ってはいないけど暗黙の駐輪場になっている物件などを集中的にピックアップしている。
オートバイ置くとなったら管理会社と交渉が必要になるだろうが、余地がないと何もできない。
都心部で路駐する勇気はない。


1位 壁が厚く隣人を気にしなくて済む
必須。マジ必須。
必須なのに手に入れるには運要素が大きいというクソみたいな条件。
まず木造や鉄骨はありえない。まあ都心部のマンションは殆どRCだが。

理想は下図のように、最上階の隣の寝室と直接面していない角部屋だが、最上階自体の少なさと、都心で収益性を考慮して詰め込む建築となると、そのような出物自体殆どないしあっても高いのが現状だ。

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※SUUMOより


だから、戸境壁にちゃんとコンクリが入っているか(※石膏ボードしか入れてない詐欺物件は本当に多い!!!)、床スラブが厚いか(※かかと歩きでも聞こえないくらいが望ましい。基準はあるが、シングル向け1K物件には無縁の基準だ)、サッシが厚いかどうか(※壁が厚くても窓が薄いと外から音は回り込む)、などで判断するしかない。

そして、これらの条件を不動産会社は公開しない(賃貸の場合)ので、見つけるのは自分の足と運に頼るしかない。

普通の賃貸ではなく、分譲賃貸ならマシと思ってみても、投資用の安普請だったり、ファミリー物件を石膏ボードで区切っただけの物件だったりして、中々これらの条件を満たす部屋は少ない。
楽器相談の文言や家賃や写真から物件を絞り込んで、直接行って壁を叩いてみるしかない。
アツい壁は叩けばすぐにわかる。右側壁と左側壁の音に差がある物件は本当に多い。

あと、構造の他に住人の質が非常に重要になってくるが、これは運でしかない。

//---------------------------------------余談
今の住居を選ぶときにも結構考慮したのだが、内覧の際に上階と隣がいなかったので、入るまで分からなかった。
2部屋ごとにしかコンクリートが入っておらず、天井や床も1枚のみで、サッシもあり得ないほど薄いという、所謂防音は全く考慮されていない投資用名ばかりRCクソマンションである。
今思うと、外観で予想がついたはずなんだが、その当時は木造アパートからの引っ越しだったので、マンションというだけで割りとマシなんじゃないかと勘違いしていた。

そして一番運が悪かったのは、夜中に無音になる地域であったことと、地域的に住人の質が悪かったという点だ。
上階は普通に生活しているだけなのだろうが足音は響いてくるし、窓付近でハンガーを頻繁に落とすので、その度にものすごい音がする。
夜中は周囲に環境音がないので、とても気になってしまう。
また、極めつけの隣人は自分の音には気を使わないくせに、こちらが少し音を出すとすぐ警察に通報するクソ野郎だった。
(管理会社も「ああいう人なんで...」とうんざりを隠していなかった)

最初は俺もバトルしていたが、共用駐輪場に置いているバイクが人質(?)になっていたため、折れるしかなかった。
結果的に室内では電話やSkypeすらできず、全ての音はヘッドホンで聞くという忍者みたいな生活を続けている。

旧居は福祉大学と救急車の発着所が近くにある学生街で、うるさい代わりに女学生が多く、治安も良く大らかだった。
今の地域は市の中心部に近い中では屈指の安さを誇る閑静な住宅街のため、余裕のない底辺男の比率が増えてしまったのだ。
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閑話休題
結論として、繁華街か道路沿いの環境音が多い地域で、それなりに高い物件なら、住人問題は少しは緩和されるのではないだろうか。
実際、住人問題を考慮せず構造だけ見ても、幹線道路や高速の近くは騒音を考慮してちゃんとした作りになっている物件が多いと聞く。

 

仕事から疲れて帰ってきたときに、常識的な音量で電話しながらゲームやアニメを見たり、たまにオタクを泊めて静かな宅飲みができる、それだけで良いんです...