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Breezin'

ダメ院生からSE見習いになったオタクのチラ裏

研究に身が入らない

研究

 

最近研究に全く身が入らない。
就職先も決まり、絶対に落とせない修論予備審査を控えて成果は未だゼロ。
気ばかり急いているのに全く手が動かず、今日も進捗報告を控えているのに実験はせずこんな駄文を書き散らしている。

うちの研究室は所謂ホワイトだと思う。
コアタイムはないし、週1のゼミとローカルミーティングに顔を出せば後はいなくても何も言われない。
研究テーマも場所を選ばずリモートでできる内容である。
かと言って放置系ではなく、助教や准教は忙しい合間を縫って研究の方向性やまとめ方を一緒に真剣に考えてくれる。

他の理系学生諸氏からしたら羨ましい限りだろうし、こんな恵まれた私が研究の悩みや不満など言っていたら正直ブチギレだろう。
結局ごちゃごちゃ言おうと甘えているだけなのである。

しかし、そのような環境にいながら、むしろそのような環境だからこそ私は挫折してしまったのだと思う。


想像通り、私は環境に甘え、平均的な院生に比べて勉強しなかった。
だが、そこに罠があった。

普段の強制力はそこまでないのに、全体ゼミだけは色々と厳しかった。
教員が5人集う合同ゼミであり、彼らの求めるレベルはそれなりに高かった。

自分の知識の足りなさは猛勉強によってしか補えないと分かっていた。
ゼミの前には直属の助教に相談・添削をお願いして一緒に対策を講じる必要があると分かっていた。
だがそれが出来なかった。
刹那的な快楽とチンケなプライドが邪魔して、否定されるのが怖くて、本番まで引っ張っていつも処刑された。

何日も思い悩んで頑張って作ったプレゼンが門前払いのやり直しを食らい、
一夜漬けで作ったプレゼンが上手く行った時、知識や実績より誤魔化し方を磨こうと決意してしまった。

いっその事拘束系ブラックで色々強制されて生活した方が、その時はキツくてもそれなりの結果を残して満足して修了できたのかもしれない。
もしくは放置系ブラックで何も身につかず、何も強く悩まずにモラトリアムだけ満喫して出て行くべくだったのかもしれない。

思えば大学院という場所に来たことが間違いだったのかもしれないが、
モラトリアムを引き伸ばして追加で存分に遊ぶことができ、
B4の時に就活していたら絶対入れなかったであろう企業に内定をもらえたことを考えれば、
ベストではなくてもベターな選択はできたのだろう。

結局学位にしか興味がない堕落した6年間を送ってしまったが、これが正解だったのかは分からない。
自分のことだけ考えるなら、学業以外のことは人並み以上に色々経験したし、何より楽しかった。
しかし、学費を出してくれた親には正直申し訳ない気持ちで一杯である。

自分で言うのも何だが、過去への割り切りや瞬間・短期的な気持ちの切り替えは上手い方だと思っている。
これがメリットなのかデメリットなのかは分からない。
もちろん今まで本気の修羅場を経験したことがない、恵まれた甘くてぬるい人生しか送って来なかった証左でもある。
そこがプライドでもあり、コンプレックスにもなっている。

誰に向けたわけでもない、自分の中の小さな懺悔のためにこんな文を書いたのに、結局口から出るのは言い訳がましい言葉ばかり。
精神勝利だけが上手いオタクになってしまった。